技術者の使命,技術者倫理の公益確保の責務を解説!!

技術者倫理をエンジニアに浸透させよう!!
−世界に通用するエンジニアになる−

過去の規範違反事例等をあげて,その発生原因,再発防止対応を理解できるようになります。
企業別の講師派遣講座もOKです。

セミナー概要

●講師磯部 栄介

  磯部技術士事務所所長
  (技術士:電気電子部門/機械部門/総合技術監理部門)
  新潟大学工学部理学部講師(技術者倫理)

●受講料:25,000円(消費税込)(テキスト代含みます。)

 

セミナー日程

●日 時:2023年11月28日(火)13:00〜16:30 
     オンライン特別指導講座

●会 場:オンライン講座 自宅・職場 全国どこからでも参加できます。

オンライン参加には「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。

録音・録画・撮影はご遠慮下さい。

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受講のおすすめ

社会を豊かに,そして社会に技術で貢献できるのは技術者であり,そのトップは国が推奨する国家資格である技術士である。勿論,学理を目指すのは博士と社会に実務で貢献するのが技術士の両輪を回すことが重要で,技術通じて社会(国民経済)の発展に貢献できるのである。技術士は国の技術士法に従い定めた資格であり,その要件は,科学技術の向上と国民経済の発展に資することが目的である。
技術者倫理の実践には,技術士法の「3義務2責務」の中で,「公益確保の責務」が技術者倫理実践の中核で「公衆の安全,健康および福利を最優先に行動すること」と記述され,「社会,文化および環境に対する影響を予見し,社会の持続性を確保すること」が技術者(技術士)の使命である。技術者はこの使命と職責を自覚して行動することである。
その技術士法と技術者倫理の関係,技術者倫理の実践を紹介する。
今日,組織において,倫理規範違反事例が多発している。このために技術者は,技術士法で技術者倫理の実践を通じて,その防止に努めているが後を絶たない。その理由は,組織が経済性を最優先し,公衆の安全や環境の保全を充分考慮していないなどが挙げられる。また,この規範違反事例が多発し,表面化している背景は,関係者の倫理観に従がった内部告発が殆どであり,当該組織・企業の自浄作業が機能をはたしていない状況である。組織での自浄作用は,組織トップが率先して,組織内で違反行為を抽出して組織内で防止するための窓口を設け,自らがその対応に当たるなど,トップから実務担当者までの技術者倫理の浸透が必要不可欠です。
過去の規範違反事例を参考にして,その発生原因,再発防止対応を理解して,2度と発生させない強い決意が必要と考える。

セミナープログラム

1.技術者倫理
 ①技術者倫理を理解・実践する目的
 ②五大国家資格
 ③技術士資格の様々な効果


2.技術士法と技術者倫理
 ①技術士法と技術士
 ②技術士法の目的・定義・解釈
 ③技術士の資質能力(コンピテンシー)


3.倫理と技術者倫理,社会貢献のための技術者倫理
 ①倫理と技術者倫理
 ②公衆と技術者
 ③技術者の社会貢献
 ④倫理と法律の補完関係
 ⑤技術者を支える倫理観
 ⑥安全確保の潮流


4.技術者倫理を支える行動規範・倫理要綱
 ①技術者倫理の実践を支える技術士会・学協会などの倫理規範・倫理綱領
 ②技術者倫理の規範事例と原則/義務
 ③倫理規範(違反事例・遵守事例)・14事例概要


5.技術者(技術士)への期待・役割
 ①技術者への期待
 ②三原則
 ③SDGs
 ④倫理と法の補完関係
 ⑤技術者の責任


6.技術者倫理の実践
 ①技術者倫理の実践の障害
 ②阻害要因と促進要因
 ③集団思考
 ④利害関係の相反:トレードオフ


7.技術者の進むべき道
 ①技術者の要件
 ②一流の技術者像
 ③技術は人なり
 ④技術者の最終目標


8.事例研究
 ①チャレンジャー号事件
 ②ニューヨークマンハッタンのシティコープビル,他


◎ 質疑応答