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大学研究機関で使用されるバズワードに
現場の実学者(エンジニア)が迷わされないように!!

技術士試験合格のために
全技術部門の受験者が知っておくべきIT用語30


   

試験突破の強力な武器になる!!
キーワードの本質,技術士と顧客との対話,想定される出題意図でわかりやすく解説!!
DXの技術導入の多面的評価と波及効果,懸念事項,リスク対策がわかる!!

表紙

編著:野村和哉
   技術士(情報工学部門,総合技術監理部門,        経営工学部門,電気電子部門)

A4判・65頁
定価:3,000円(税込)+送料



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●本書の内容と特長

技術士第二次試験を取り巻く出題傾向には,大きな変化が生じている。かつては現場の技術的課題に即した「実学」中心の出題が主であったが,近年は大学や研究機関で蓄積されてきた学術的な知見や,理論的な枠組みに取材したと思われる問いが目立つようになっている。

実務者がアカデミックな視点や語彙に精通していないことは,試験会場での戸惑いを生むだけでなく,設問が意図する「技術の本質的な限界」や「組織的な状況」といった多角的な課題を見落とすリスクに直結している。今,すべての技術部門の受験者に求められているのは,単なる現場の経験則を述べることではない。自身の経験を学術的な視点で再定義し,論理的な裏付けと「批判的精神」を持って解決策を構築する力である。

現代の技術士試験において,DX(デジタルトランスフォーメーション)は全部門共通の必須テーマである。しかし,最新技術を導入すれば直ちに課題が解決するという短絡的な思考は,技術が内包する「不都合な真実」を見落とすことになりかねない。

技術導入が新たな副作用や限界を生むメカニズムを,批判的な知性を持って理解することこそが,次世代の技術士にふさわしい洞察力の証明となる。

第二次試験の論文,特に「解決策の評価」や「波及効果・懸念事項」を論じる設問において,学術的な批判語彙を知っていることは極めて強力な武器となる。これらの概念を思考の補助線として活用することで,自身の論文を以下のレベルへと引き上げることが可能になる。

本書で提示する「30の羅針盤」は,単なる用語の解説集ではない。それらは,経験豊かな技術者が「学術的な問い」という新たな目を得て,自身の技術をより高い次元で俯瞰し,試験突破のみならず実務における真の変革を導くための知の基盤となるものである。


●目次

内容見本
内容見本
1 なぜ今、アカデミックな語彙が求められるのか
1.1 DXの「不都合な真実」
1.2 論文におけるコンピテンシー「評価」の重要性
2 システム設計の状況
2.1 設計の原則と初期の落とし穴
 2.1.1 No1.GIGO(Garbage In, Garbage Out)
 2.1.2 No2.意味論的ギャップ(Semantic Gap)
 2.1.3 No3.DRY原則(Don’t Repeat Yourself)
2.2 肥大化と劣化のメカニズム
 2.2.1 No4.セカンド・システム症候群(Second-System Effect)
 2.2.2 No5.ソフトウェアの腐敗と技術的負債
2.3 構造と境界の制約
 2.3.1 No6.コンウェイの法則
 2.3.2 No7.リーキー・アブストラクション
 2.3.3 No8.チェスタトンの柵(Chesterton's Fence)
3 DXを蝕む「シアター」つまり形骸化
3.1 見せかけの安全
 3.1.1 No9.セキュリティ・シアター
 3.1.2 No10.隠蔽によるセキュリティ(Security by Obscurity)
 3.1.3 No11.ケルベロスの犬
3.2 開発・運用の「やった振り」
 3.2.1 No12.アジャイル・シアター(Agile Theater)
 3.2.2 No13.ダーク・スクラム(Dark Scrum)
 3.2.3 No14.DevOpsシアター
3.3 イノベーションの「形式」
 3.3.1 No15.イノベーション・シアター(Innovation Theater)
 3.3.2 No16.デザイン思考の誤用
4 技術的限界と資源のパラドックス
4.1 計算資源と性能の壁
 4.1.1 No17.フォン・ノイマン・ボトルネック
 4.1.2 No18.アムダールの法則(Amdahl's Law)
 4.1.3 No19.ダークシリコン(利用率の壁)
4.2 ネットワークと分散の不確実性
 4.2.1 No20.CAP定理
 4.2.2 No21.ビザンチン将軍問題(Byzantine Generals Problem)
 4.2.3 No22.尾部の遅延(Tail Latency)
4.3 効率化の逆説
 4.3.1 No23.Jevonsのパラドックス(Jevons Paradox)
 4.3.2 No24. ETTO原理(エットー原理)
5 組織・人間・管理の不全
5.1 指標と意思決定の歪み
 5.1.1 No25.グッドハートの法則(Goodhart's Law)
 5.1.2 No26.自転車置き場の議論(Law of Triviality / Bike-shedding)
 5.1.3 No27.KPI / OKR の形骸化
5.2 組織文化の崩壊と「形式化」
 5.2.1 No28.情報のサイロ化(Information Silos)
 5.2.2 No29.割れ窓理論(Broken Windows Theory)
 5.2.3 No30.カーゴカルト(Cargo Cult)
6 おわりに:技術士を目指す皆様へ
   
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