●講師:早川 祥史 氏
技術士(電気電子部門)プロフィール
1969年,愛知県生まれ。
重工業メーカに入社し,国内外の高速道路の交通システムの開発,ISO TC204(ITS分野)の国際専門家として国際標準を複数策定,近年では自動運転車向けの路側支援システムを開発。
道路関連財団法人に転職し,道路に関連する新産業分野の調査研究,ISO TC204(ITS分野)とISO TC268SC2(スマートコミュニティ)とPIARC(世界道路協会)の国際委員。
資格は,技術士(電気電子部門),交通工学研究会(TOP),陸上特殊無線技士,安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC Associate)。
●受講料:25,000円(消費税込)(テキスト代を含みます。)
録音・録画・撮影はご遠慮下さい。
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受講のおすすめ
技術士の二次試験では,技術士としてのコンピテンシーを問われ,筆記試験においては各部門に関係する社会課題や技術動向などを含む幅広い知識が必要となります。普段の業務で得られる知識に加え,各省庁が公開している白書や計画やガイドラインを勉強材料としている人も多いと思います。しかし近年の社会課題は,高齢化や環境やデジタル化など省庁横断の課題であることも多く,こういった議論は内閣府で取り纏められています。内閣府の政策のうち科学技術・イノベーションや高齢化や地方創生や防災などの政策は技術士の試験問題の背景でもあり,各政策の内容からは技術士試験問題における観点や課題や解決策に関連する議論を知ることができます。
内閣府の取組みの中で技術士二次試験に関係して最も押さえておきたいのは総合科学技術・イノベーションです。これを推進しているのが総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)で,内閣総理大臣,科学技術政策担当大臣のリーダーシップの下,各省より一段高い立場から,総合的・基本的な科学技術・イノベ―ション政策の企画立案及び総合調整を行うことを目的とした「重要政策に関する会議」です。
CSTIにおいて国が取り組むべき課題を特定し,プログラムディレクター(PD)を選任して集中的に課題解決に取り組んできています。2014年に開始した戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)と2019年に開始したAI戦略が技術士二次試験に関係性が高いです。
SIPは複数の分野における課題の取組みに対して,AI戦略はAIを中心とした取組みとなっています。講演ではSIPに注目していますが,AI戦略においてもイノベーション促進とリスク対応の両立といった,正に技術士が実務レベルで考慮すべきことが議論されていますのでこちらもお見逃しなく確認してください。
本講座でそのポイントを指導します。是非ご受講下さい。
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