1−1.技術士第一次試験の概要
「技術士第一次試験実施大綱」では、以下のように定められています。
1)技術士第一次試験の実施について
(1)技術士第一次試験は、機械部門から原子力・放射線部門まで20の技術部門ごとに実施し、技術士となるのに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識及び技術士法第四章の規定の遵守に関する適性並びに技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するか否かを判定し得るよう実施する。
(2)試験は、基礎科目、適性科目及び専門科目の3科目について行う。
出題に当たって、基礎科目については科学技術全般にわたる基礎知識(設計・計画に関するもの、情報・論理に関するもの、解析に関するもの、材料・化学・バイオに関するもの、環境・エネルギー・技術に関するもの)について、適性科目については技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性について、専門科目については技術士補として必要な当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識について問うよう配慮する。
基礎科目及び専門科目の試験の程度は、4年制大学の自然科学系学部の専門教育課程修了程度とする。
(3)基礎科目、適性科目及び専門科目を通して、問題作成、採点、合否判定等に関する基本的な方針や考え方を統一するよう配慮する。
なお、専門科目の問題作成に当たっては、教育課程におけるカリキュラムの推移に配慮するものとする。
2)技術士第一次試験の試験方法
- 試験の方法
- 試験は筆記により行い、全科目択一式とする。
- 試験の問題の種類及び解答時間は、次のとおりとする。
((2)の配点、合否基準含む)

1−2.技術士第一次試験の攻略ポイント
技術士第一次試験は、年齢・学歴・国籍・業務経歴等による受験資格の制限はありません。第二次試験を受験するには、指定された教育課程の修了者以外は、技術士第一次試験に合格していることが必要となります。
第一次試験は、基礎科目、適性科目、専門科目の3科目がそれぞれ50%以上の成績を取らないと合格できません。各科目はすべて5肢択一式問題であり、記述式試験である第二次試験に比べると難易度は低く合格率は例年40〜50%前後ですが、出題範囲が大変広く、事前の十分な学習を行わないと試験合格は困難です。
第二次試験の受験に際しては、技術士第一次試験で合格した技術部門に限らず、全ての技術部門の中から選択できますので、第一次試験と第二次試験が同じ部門でなくてもかまいません。
ですので、過去の専門科目の試験問題を見て、最も点数が取れそうな部門を選んで受験することが受験対策上、大変重要です。
さらに、各科目の出題内容・出題傾向をよく把握したうえで、各科目についてご自身が現在どれだけの知識を持っているか、どれくらい正解を得られるかの実力チェックを行ってから、必要な受験対策の方法をご検討するのがよいでしょう。
特に第一次試験は、過年度問題が繰り返し出題される傾向がありますので、過去問題は十分学習しておく必要があります。
専門科目の大くくり化が実施される前の、従来試験が行われている今のうちに、第一次試験にチャレンジし合格を目指してください。
第一次試験の最短合格に必要な全てのカリキュラムを網羅した最上級コースです。
- 対象部門:以下の16部門です。
機械/電気電子/化学/金属/建設/上下水道/衛生工学/農業/森林/水産/経営工学/情報工学/応用理学/生物工学/環境/原子力・放射線
- 開講時期:受講申込後にテキスト、第1回添削課題をお送りしてすぐに学習を始められます。受講ご希望の場合は、お早めに受講申込されることをお勧めします。
- 添削回数:3回
各回の科目と問題数、解答形式、配布スケジュールは以下のとおりです。
添削問題は、実際の試験と同じ出題数・出題形式で作成しております。また、各科目とも力をつけていただくため、各2回ずつの課題を課しております。
提出された答案は採点・講評を行い、解答・解説とともにご返送いたします。
- テキスト:部門別テキスト(「技術士第一次試験対策講座基本テキスト」、「令和6年度技術士第一次試験問題と解説」2冊)、「第1回スクーリングテキスト(基礎科目)演習問題・解答解説資料付き」、「第2回スクーリングテキスト(適性科目)演習問題・解答解説資料付き」の合計4冊、添削問題及び解答・解説(各3回分)
- スクーリング回数:2回
スクーリング付きの講座であることが、技術士第一次試験合格パーフェクトコースの大きな特長です。スクーリングとは、会場に集合していただき、他の受講者と一緒に講師の生の講義を受講する対面講座です。また、東京会場コースに加えて講義動画配信によるオンラインコースも選択できますので、在宅でスクーリングを受講することができます。テキストだけではわかりにくかったことも目の前の技術士講師によって具体的に学ぶことができますので、効果的な学習が行えます。
スクーリング東京会場では、個別面談の時間もありますので、はじめて受験される方や、学習の仕方がわからない方、何度も受験に失敗している方に最適です。技術士講師が指導にあたりますので、第一次試験対策のことはもちろん、今後目指す第二次試験についても相談できます。また、他の受験者と知り合うことができ、お互いに励ましあい、情報交換をしあうことができるというメリットもあります。
- 模擬試験:2回
- 第1回目(実力診断テスト):7月5日(土)
- 第2回目(直前模擬試験):10月25日(土)
両日とも第一次試験と同じ時間割で行います。
第1回目は、現時点での実力を判別する目的でスクーリング開始前に行います。試験後に試験結果と解説を提供しますので、苦手な科目や間違えた問題などをスクーリングや添削で強化することができます。
第2回目は、学習の仕上げと試験リハーサルを目的として試験直前期に行います。試験後に試験結果と解説を提供しますので、点数が合格基準に届くよう弱点を補強することができます。また、受験番号の記入忘れなど試験当日にミスしないよう試験に向けた最終チェックをすることができます。
- 動画配信:3本
配信時期:
- 第1回専門科目:申込後すぐに視聴可
- 第2回基礎科目:9月上旬配信予定
- 第3回適性科目:9月中旬配信予定
専門科目対策として、専門科目の概要、専門科目の出題傾向と対策、専門科目の基本事項と勉強法などについて各部門の講師が解説した講義を視聴することができます。試験日まで視聴可能ですので、繰り返し何度も学習することができます。第2回、3回はスクーリングを撮影した講義動画を配信します。
技術士第一次試験合格パーフェクトコースの詳細は下記ページを参照してください。
詳細:技術士第一次試験合格パーフェクトコース
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