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2022.01【特集記事】

技術士試験合格へのステップ!

合格者体験談
(2021年10月3日 技術士ガイダンスで講演)


 
講演者  業  種:製造業
 受験部門:建設部門(鋼構造及びコンクリート)
 受験回数:2回目

 新技術開発センター 試験合格対策講座
 (1)「技術士第二次試験 合格一直線コース
 (2)「技術士第二次試験 口頭試験完全合格直前対策講座(2日間)


受験歴
2018年:技術士一次試験に合格
2019年:必須I:A、選択II-1:A、選択II-2:A、選択III:B
    (筆記試験には合格したが、口頭試験で不合格)
2020年:必須I:A、選択II-1:A、選択II-2:A、選択III:A

学習方法
毎朝4時に起床し、出勤前に自宅で勉強していました。そして、朝の電車の中でも学習し、1時間程度前に出社して学習しました。あと昼休み、帰りの電車の中でも学習しました。それ以外は、外出時の移動時間や待ち時間も学習しました。とにかく資料を持ち歩いていたという感じです。
勉強のスタイルは、休日に集中するのではなく、一定の学習時間を日々確保しました。このような形で1日3〜4時間ほど継続的に学習することを心掛けました。仕事をしていると朝か夜しか時間が取れないと思いますが、自由に時間を使える朝がおすすめです。

筆記試験対策
新技術開発センター「技術士二次試験合格一直線コース」と「必須科目対策セミナー」(論文作成特別指導講座、実践力アップ特別講座など)を受講しました。
選択科目は「合わせ技」(IIとIII合計でA)で合格になりますが、必須科目は評価Bになると、その時点で不合格になりますので、念には念を入れて必須科目に力を入れて学習しました。
国土交通省の政策、最新の技術などの情報を入手することに努めました。これらは論文のネタになります。また、学習計画を立てて学習を行いました。必須科目Iから選択科目IIとIIIまで、まんべんなく勉強するようにしました。そして、論文作成にあたり、講座やセミナーテキスト、解答事例集などを参考にしました。
あとは、講座の添削問題と添削結果は速やかに作成および見直しすること、添削結果と解答のポイントを熟読して改善すべき点を理解すること、より多くの論文を作成することなどを心掛けました。
私は2年間で論文を160枚ほど書きました。筆記トレーニングとして、論文は書いて覚えることを心掛けました。

口頭試験対策
新技術開発センター「口頭試験完全合格直前対策講座(2日間)」を受講しました。筆記試験対策の講座「技術士二次試験一直線コース」にも添削が含まれていましたが、更に受験申込書の作成個別指導も受講しておきました。
そして、細かい内容も含めて想定問答を300以上作成しました。その際、新技術開発センターの「口頭試験対策講座テキスト」および「技術士二次試験実務経験証明書・口頭試問ペア実例集」を参考にしました。あとは、日本技術士会の資料から、技術士に求められる資質能力、倫理、CPDについて、再確認しながら想定問答を作成しました。
また、想定問答は業務内容詳細のみでなく、実務経験証明書に記載した5つの業務すべてについて回答できるよう作成しました。そして、作成した想定問答は、できる限り声に出して練習を行いました。
なお、口頭試験の合格率は8〜9割と見た目上は高いですが、筆記試験に合格した精鋭達の試験ですので、難しいと考えてください。口頭試験では試験官により試問内容はさまざまですので入念な準備が必要です。最後まで油断しないでください。

合格に向けて
技術士二次試験は合格するまで、平均して3〜4回の受験が必要と言われています。独学では自分で作成した論文の評価を適切に行うことも難しく、効率も悪いと思いますので、対策講座やセミナーを受講することをお勧めします。
筆記試験対策講座では専門的な内容についても講師より的確な指導を受けることができましたし、口頭試験対策講座では特に口頭試験の速報が参考になりました。コストは若干かかりましたが、私は非常に満足度の高い講座・セミナーだったと考えています。講師の指導は素直に受け入れて改善していくことがレベルアップと合格への近道だと思います。
最後に心構えですが、技術士は五大国家資格と位置付けられる非常に難しい試験です。更に試験勉強は1サイクル約1年がかりで業務と同時に進める必要があり、つらい状況になることも多くあります。「絶対に合格する」という気持ちを持ち続け、集中的かつ継続的に学習してください。短期決戦と考え、覚悟を決めて気持ちで負けないようにしてください。

参考図書

  1. 新技術開発センター セミナーテキストおよび解答事例集
  2. 国土交通白書および国土交通省政策資料(インターネットより)
  3. 日本技術士会資料(修習技術者のための修習ガイドブック、技術士倫理綱領など)
  4. 日本道路協会書籍(道路橋示方書、道路橋支承便覧、鋼道路橋防食便覧など)
  5. 土木学会書籍(鋼構造シリーズ各種、論文など)
  6. 日本橋梁建設協会書籍(各種)
  7. 日経コンストラクションなどの専門誌
※「2022年度(令和4年度)技術士第二次試験合格のポイント─受験対策のポイントと対策講座ガイダンス─」を申込むと実際の講義動画を視聴いただけます。
 (2月5日東京会場でも同じ合格者が体験談を話す予定です)


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