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2022.01【特集記事】 技術士試験合格へのステップ!第3章 あなたは何故合格できないのか!技術士試験合格の3大条件
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あなたの合格できない理由は下記の3項目です。 これをクリアできると合格します。
3−1.新制度の要点(1)国際的に通用する資格に舵を切る2022年度技術士第二次試験は前新制度施行の10回目です。文科省は9年前より、技術士が国際的に通用する資格となるように舵を切ったのです。この方針に基づき、技術士二次試験の作問や審査が実施されます。
![]() 特に、大枠内に示した項目は、従来の技術士規定にない事項です。日本の技術士はこれが欠如しているため、国際的に通用しないのです。IEAの資質能力を踏まえて図1.2のように技術士の資質能力を明確にしています。今後の試験は、図1.2の視点で実施されます。
(2)技術士二次試験のコンピテンシーの重要性 2022年度も昨年度と同様技術士第二次試験はコンピテンシー評価となります。 下表を頭にたたき込んで、いつでも引き出せるようにして下さい。 3−2.資質能力(コンピテンシー)評価の実態平成25年度より、技術士資格の国際的通用性を確保する観点から、国際エンジニアリング連合(IEA)の「専門として身に着けるべき知識・能力」(PC:Professional Competencies)を踏まえ、「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)が策定されました。そして、コンピテンシーの視点からの審査に移行されました。しかし、全部門、全科目の足並みがそろいませんでした。令和元年度より、試験の概念、出題内容を明確にして、下記の「試験科目別確認項目」を具体的に示しました。コンピテンシー評価といっても、コンピテンシーの定義は複雑で難解です。筆者は、科目毎に、具体的な評価項目を示さないと採点は難しく、「6年前と同様にコンピテンシー審査が周知徹底されない。」と感じました。ところが、下記の「試験科目別確認項目」を観て、「この表に基づけば、コンピテンシー評価は周知徹底できると」、「問題文も予測できる」と直感しました。 予測どおり、令和3年(2021年)の技術士二次試験も、全部門、全科目で表どおり出題されました。
3−3.情報収集、情報投資の上手なやり方技術士情報は、当社HPや技術士ホットニュースの他、日本技術士会HPや、文部科学省技術士分科会HP、JABEEのHP等から収集して下さい。またその他にも各種白書の情報を確認することが重要です。科学技術・イノベーション白書、国土交通白書、ものづくり白書、環境白書、中小企業白書等を部門に応じてチェックしておいて下さい。ちなみに、科学技術・イノベーション白書のこの4年間のテーマは、平成30年度は、「科学技術イノベーションの基盤的な力の更なる強化に向けて」、令和元年度が「基礎研究による知の蓄積と展開―我が国の研究力向上を目指して―」、令和2年度が「科学技術が広げる未来社会の可能性と選択肢」、令和3年度は「Society 5.0の実現にむけて」となっています。このテーマの中からたくさんの技術士問題が作成されています。 よくガイダンスの受講者の方々から、「どのような講座や参考書を読めばいいのでしょうか」というご質問を受けます。 我々が50年以上の講座開催の経験にてらして、データ的に言えることは、合格者の方の情報投資額が30万〜40万円の方が多いということです。これを、現在の講座、参考書にあてはめてみますと、建設部門で「合格一直線コース」188,000円、「口頭試験完全合格直前対策講座2日間コース」84,000円、特別指導講座「キーワード集・論文作成講座」35,000円、参考書「建設部門解答事例集」3年分 15,000円、「筆記試験合格者による「成績A」復元解答集 下巻」5,000円、「らくらくできる構造的コンピテンシー表現法」3,000円、「実務経験証明書・口頭試問ペア実例集」5,000円、この合計が335,000円です。これで合格します。皆様の受験部門に合わせて組み合わせをお考え下さい。(できるだけ早い時期に決定することが合格の秘訣です。) 3−4.毎日のトレーニング時間が最低どのくらい必要か合格者は毎日、会社への行き帰り、昼休み時間、帰宅後の就寝までの間、2時間〜3時間を受験対策にかけています。休日は、図書館等の活用しながら5時間程度受験勉強をするのが標準です。ボイスレコーダや縮小コピーを活用し繰り返しキーワードを覚え、手書きの論文作成を行います。作成論文は100論文以上になると思います。そして家族の方々に、この試験の重要な意味を知ってもらい、合格の喜びを分かち合うことができるよう頑張って下さい。 |