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2023.01【特集記事】

技術士が国際的に通用するPE
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第1章 技術者のキャリア形成過程と技術士資格の位置づけ

 

1−3.技術士第二次試験の概要

「技術士第二次試験実施大綱」では、以下のように定められました。

1)技術士第二次試験の実施について
  1. 技術士第二次試験は、機械部門から総合技術監理部門まで21の技術部門ごとに実施し、当該技術部門の技術士となるのに必要な専門的学識及び高等の専門的応用能力を有するか否かを判定し得るよう実施する。
  2. 試験は、必須科目及び選択科目の2科目について行う。
    出題に当たって、総合技術監理部門を除く技術部門における必須科目については当該技術部門の技術士として必要な当該「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するものについて、選択科目については当該「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの、並びに問題解決能力及び課題遂行能力に関するものについて問うよう配慮する。
    総合技術監理部門における必須科目については、「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力を問うこととし、選択科目については、総合技術監理部門を除く技術部門の必須科目及び選択科目と同様の問題の種類を問うこととする。
  3. 試験の程度は、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計等の業務に従事した期間が4年等であることを踏まえたものとする。
    筆記試験(必須科目、選択科目)及び口頭試験を通して、問題作成、採点、合否判定等に関する基本的な方針や考え方を統一するよう配慮する。
※鍵括弧付きの「選択科目」は、21の技術部門におかれる69の選択科目を指す。

2)技術士第二次試験の試験方法
  1. 筆記試験
    1. 総合技術監理部門を除く技術部門の必須科目及び選択科目は、いずれも記述式により行う。
      総合技術監理部門の必須科目は択一式及び記述式により、選択科目は記述式により行う。
    2. 筆記試験の問題の種類及び解答時間は、次のとおりとする。
      ((3)の配点、合否基準含む)

      (総合技術監理部門を除く技術部門)
      図
      (総合技術監理部門)
      図
    ※既に総合技術監理部門以外のいずれかの技術部門について技術士となる資格を有する者は、当該技術部門に対応する選択科目が免除される。(技術士法施行規則第11条の2)
  2. 口頭試験
    1. 口頭試験は、筆記試験の合格者に対してのみ行う。
    2. 口頭試験は、技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における記述式問題の答案及び業務経歴を踏まえ実施するものとし、筆記試験の繰り返しにならないよう留意する。
    3. 試問事項及び試問時間は、次のとおりとする。なお、試問時間を10分程度延長することを可能とするなど受験者の能力を十分確認できるよう留意する。
      (以下、(3)の配点、合否基準含む)

      (総合技術監理部門を除く技術部門)
      図
      (総合技術監理部門) 図
※選択科目に関する口頭試験は、総合技術監理部門以外の技術部門の口頭試験にて別途行うこととする。また、選択科目が免除される者は必須科目のみの試問とする。


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